「夏休みの自由研究」などとタイトルをつけていますが、別にたいしたことではありません。
オオハサミムシを自由研究の課題としました。
以前ご紹介したつもりでいたのですが、記事にしていなかったのかな?
ポプラ社から発行されている皆越ようせい氏の「ハサミムシのおやこ」という、小学校低学年から読める?ページ数にして35ページという本(サブタイトルは「ふしぎいっぱい写真絵本」です)があります。紹介文には「林や山にすんでいる、コブハサミムシの子育てを追った写真絵本。ハサミムシの母親は、なんと自らのからだを食料にして、子どもたちを育てます。」と書いてあります。

たいていの人はハサミムシをご存じのことと思います。茶色〜黒色をして尻尾にはさみを持った2センチほどの昆虫です。世間ではこのハサミムシもまた「不快害虫」として扱われることが多いようです。うろうろしているだけで害虫扱いです。ひどいものです。まあ確かにカブトムシやクワガタのようにメジャーな昆虫ではありませんが…
自由研究(という名の昆虫飼育)課題として選んだのは紹介文にもあるように親の献身的な卵・子供の世話と親食いという興味深い生態にあります。卵の世話などをすることは子供の頃から知っていました。ただ、親食いまでは知りませんでしたね。
早速、午後から採集に出かけました。畑などでよく見かけるのはマルムネハサミムシ科のヒゲジロハサミムシで、コブハサミムシはクギヌキハサミムシ科です。そんなのどうでもいいわけですが、一応ご紹介と言うことで、コブハサミムシは山地の川沿いなどに棲んでいるようです。結局今回採集した種類はオオハサミムシです。
私の住んでいるところも田舎ではありますが、すぐ近くに山地の川沿いはありません。自転車で30分ほど走ってそれらしい場所を探しました。しかし、探し方が悪くて1匹も見つけることができませんでした。
仕方ないので少し下流域の開けた場所へ移動してそこで探してみることにしました。


河川敷の公園です。樹木の根元あたりを探すと、何匹かのオオハサミムシを採集することができました。予定では3ペアくらいを採集したかったのですが、大きな物は3匹であとは小さい個体でした。それでも10匹近く採集できました。


ハサミムシのオスメスの判別は意外に簡単でその特徴的なはさみの形でわかるのです。

オスには2つのタイプがあって長いタイプのルイス型と牛の角のように大きく湾曲したタイプのアンマン型に分かれます。メスは左右のハサミの間が狭くわりとまっすぐすらっとしています。河野勝行氏の「コブハサミムシの特異な生活」(遺伝1984)という論文には「京都地方ではルイス型しか見られない」などと紹介されています。私が採集したのは大津市ですが、京都の隣と言うことでやはりルイス型のみでした。わかりづらいですが、採集したハサミムシの写真2枚をよく見てください。どちらも2匹写っています。右側がメスで左側がオスです。
とりあえず、今日は採集しましたという報告でした。
- 2008/08/05(火) 22:56:34|
- ハサミムシ
-
-
| コメント:0